こども防災アカデミーを開催しました!

8月10日~11日(1泊2日)にかけて兵庫県広域防災センター及び三木市御坂公民館にて、ワカモノヂカラの新プロジェクト「こども防災アカデミー」を開催しましたので報告します。

 

まずは、8月3日に保護者も交えて事前セミナーから。
ワカモノヂカラプロジェクトからも3名のワカモノが参加。子どもたちと楽しい時間になりました。

このセミナーでは、アカデミー当日の持ち物を考えるというワークショップを実習。

子どもたち自身が考える、キャンプの持ち物ではない、避難所に避難するときに必要な物を考えました。
あらためて購入してはいけません。あらかじめ家にある物で役立ちそうな物。

私たちの想像をはるかに超える物がたくさん出てきました。参加する子どもたちの意識の高さにびっくりです。

次に子どもたちと会うのは、アカデミー本番です。
水が出ない!停電だ!そんなハプニングも出てくることでしょう。
今回のワークショップのように、考えて考えて考えて…

いろんな体験と発見が楽しみになってきました。
前日の8月9日には、ワカモノヂカラプロジェクトのメンバーが集まって準備と打ち合わせです。

本当の災害を想定すると、持っていくべき準備物はなんなのか?
水が出ない!停電だ!子どもたちから出てくる質問は何だろう?

ここでも防災ワークショップがはじまっていました。
さて本番では、兵庫県広域防災センターでの震度7を体験したり、真っ暗の煙が充満した迷路に挑戦したり、笑いあり、涙ありの災害ワークショップでした。

避難所では、停電、断水の中での生活がスタート。
三木市の防災リーダーさんが支援物資を運んできて、困っている子どもたちに水の上手な使い方や、停電の時に注意することなと、いろんなことを教えてもらいました。

そして暗闇の夜です。懐中電灯を上手に使いながら、みんなで寄り添っての就寝。

明日の避難所体験はどんなハプニングからはじまったのか?
停電が続く避難所での一晩。今までに経験したことのないくらいの長い夜でした。
ホントの避難所生活を想像してみると、その大変さに気づかされました。

その分、参加者みんなとスタッフと距離がギュッと縮まったように思います。
そして最終日。
保護者の方にとっても防災アカデミーです。
お昼前に集合していただいて、避難生活をしている子どもたちに炊きたしの体験です。
慣れない場所で大量の料理を調理します。
いつの間にかみなさん仲良しに♪
大人も子どもも一緒ですね。

地域の防災リーダーさん、保護者のみなさん、ワカモノヂカラプロジェクトのお兄さんお姉さん。たくさんの人の手によって運営された子ども防災アカデミーの終了です!
すべてのカリキュラムを終了した子どもたちには、ハイパー子ども防災士の称号が与えられましたよ!

いつ起こるか分からない災害。
備えるのは道具だけでなく、その心構えです。
自分を守り、家族を守れる人に。

ここに、ワカモノヂカラプロジェクトの新たなプロジェクトがスタートしました。